信用銘柄と貸借銘柄の違い

このページでは信用銘柄と貸借銘柄の違いを説明します。

制度信用取引での各銘柄の扱い

信用貸借区分とは、制度信用取引においてどのような取引ができるかを表す区分です。

制度信用取引において買い建てのできる銘柄を「制度信用銘柄(もしくは単に信用銘柄)」と呼び、買い建てだけでなく売り建てもできる銘柄を「貸借銘柄」と呼びます。

信用銘柄は証券取引所の定める選定基準を満たした銘柄が該当します。

一方、貸借銘柄は証券取引所と証券金融会社それぞれが定める選定基準の両方を満たした銘柄です。

上場銘柄のうち99%が信用銘柄に該当する一方、貸借銘柄はおよそ60%。つまり制度信用で空売りできるのは全銘柄のうち6割程度ということになります。

選定基準

信用銘柄、貸借銘柄の選定基準については証券取引所・証券金融会社いずれも公開されています。

その基準としては「流通株式の数」「株主数」「売買高及び値付率等」など複数の条件があります。